大川キャンパス

薬学科

DEPARTMENT OF PHARMACEUTICAL SCIENCES

教員紹介

吉良 潤一

教授 吉良 潤一

  • 学位

    博士(医学)九州大学
  • 専門分野

    神経内科学
    神経免疫学
    神経化学
    神経生物学
    神経科学
  • 担当科目

    • 薬物治療学
  • 研究内容

    • 多発性硬化症・視神経脊髄炎等の中枢神経脱髄性疾患の神経遺伝学・神経免疫学・分子神経病理学・神経画像学
    • アルツハイマー型認知症のexosome microRNAをはじめとした分子神経科学研究
    • 慢性炎症性脱髄性多発神経炎や中枢末梢連合脱髄症の自己抗体介在性nodopathyの病態研究と治療開発
    • アトピー性脊髄炎、小径線維ニューロパチー、線維筋痛症等における自己抗体介在性神経障害性疼痛の病態研究と治療開発
    • 脱髄性疾患及び多系統萎縮症などの神経変性疾患におけるconnexin gliopathyの病態解明とモデル動物での治療開発
  • 業績・実績

    • <論文>

      • Kira J, Nakahara J, Sazonov Denis, Kurosawa T, Tsumiyama I, Zalesak M, Pingli R, Haering D, Ramanathan K, Kieseier B, Merschhemke M, Willi R, Su W, Saida T. Effect of ofatumumab versus placebo in relapsing multiple sclerosis patients from Japan and Russia: Phase 2 APOLITOS study. Multple Sclerosis Journal. November 17, 2021. https://doi.org/10.1177%2F13524585211055934

      • Hayashi F, Isobe N, Glanville J, Matsushita T, Maimaitijiang G, Fukumoto S, Watanabe M, Masaki K, Kira J. A new clustering method identifies multiple sclerosis-specific T cell receptors. Annals of Clinical and Translational Neurology 2021; 8(1): 163–176. doi: 10.1002/acn3.51264 .
      • Fujii T, Lee E-J, Miyachi Y, Yamasaki R, Lim Y-M, Iinuma K, Sakoda A, Kim K-K, Kira J. Anti-Plexin D1 antibodies relate to small fiber neuropathy and induce neuropathic pain in animals. Neurology: Neuroimmunology & Neuroinflammation. 8(5):e1028. 2021.
      • Saitoh BY, Tanaka E, Yamamoto N, Kruininge DV, Iinuma K, Nakamuta Y, Yamaguchi H, Yamasaki R, Matsumoto K, Kira J. Early postnatal allergic airway 1 inflammation induces dystrophic microglia leading to excitatory postsynaptic surplus and autism-like behavior. Brain Behavior and Immunity. 95:362-380. 2021.
      • Zhao Y, Yamasaki R, Yamaguchi H, Nagata S, Une H, Cui Y, Masaki K, Nakamuta Y, Iinuma K, Watanabe M, Matsushita T, Isobe N, Kira J. Oligodendroglial connexin 47 regulates neuroinflammation upon autoimmune demyelination in a novel mouse model of multiple sclerosis. Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 117(4), 2160-2169 (2020).
    • <その他>

  • プロフィール

    • <学歴>

      • 九州大学医学部医学科卒業(1979年3月 )
      • 医学博士(九州大学) 博士論文:ブタミエリン塩基性蛋白のアミノ酸配列Amino Acid Sequence of Porcine Myelin Basic Protein J. Neurochemistry誌 第44巻第1号134-142(1985年1月)(1986年3月)
    • <職歴>

      • 九州大学医学部附属病院 研修医(1979年6月〜1981年3月)
      • 大牟田労災病院神経内科 医師(1981年4月〜1982年3月)
      • 九州大学医学部附属病院神経内科 医員(1982年4月〜11月)
      • 米国National Institute of Health (Section of Myelin Chemistry in the Laboratory of Cerebral Metabolism, Dr. Marian Wood Kies)へ留学 (Visiting Fellow)(1982年11月〜1985年3月)
      • 九州大学医学部附属病院神経内科 医員(1985年4月〜9月)
      • 九州大学医学部附属病院神経内科 助手(1985年10月〜1989年10月)
      • 九州大学医学部併任講師(1989年11月〜1991年12月)
      • 九州大学医学部附属病院神経内科 講師(1991年12月〜1995年5月)
      • 九州大学医学部附属脳神経病研究施設内科部門 助教授(1995年5月〜1997年8月)
      • 九州大学医学部附属脳神経病研究施設内科部門 施設長(1997年9月〜2000年3月 )
      • 九州大学医学部附属脳神経病研究施設 施設長(1998年4月〜2000年3月 )
      • 九州大学大学院医学研究院 教授(2000年4月〜 2020年3月)
      • 九州大学病院副院長(2004年4月〜2008年3月)
      • 九州大学大学院医学研究院附属脳神経病研究施設 施設長(2006年4月〜2008年4月)
      • 九州大学大学院医学研究院附属脳神経病研究施設 施設長(2013年4月〜2015年3月)
      • 国際医療福祉大学福岡薬学部教授(2020年4月~現在)
    • <所属学会>

      • 日本神経学会(名誉会員、元理事)
      • 日本内科学会(功労会員、元理事、元九州支部代表)
      • 日本神経免疫学会(名誉会員、元理事、元理事長)
      • 日本難病医療ネットワーク学会(名誉会員、元理事、前理事長)
      • 日本自律神経学会(理事)
      • 日本末梢神経学会(名誉会員、元理事)
      • 日本脳卒中学会(幹事、代議員、元理事)
      • 日本神経化学会(功労会員)
      • 日本神経感染症学会(評議員)
      • American Neurological Association (Corresponding Member, 2000-present)、Pan-Asian Committee for Treatment and Research in Multiple Sclerosis (Former Science Program Committee Chairman, 2009-2019)、International Society of Neuroimmunology (Former Advisory Board Member, 2016-2021)
    • <資格>

      • 医師免許 (第245090)(1979年5月)
      • 日本神経学会認定神経内科専門医 (第808号)(1985年8月)
      • 日本内科学会認定医 (第55814号)(1988年10月)
      • 日本脳卒中学会専門医 (第20030478号)(2003年3月)
      • 日本頭痛学会専門医 (第S050150号)(2005年6月)
      • 臨床修練指導医 (第2776号)(2008年12月)
      • 日本神経学会指導医 (第474号)(2009年4月)
      • 日本認知症学会専門医 (第387号)(2010年11月)
      • 日本認知症学会指導医 (第387号)(2011年4月)
      • 日本頭痛学会指導医 (第S050150号)(2012年11月)
      • 日本脳卒中学会指導医(2019年10月)
    • <その他>

      • 福岡県難病医療連絡協議会会長(1998年~2021年)
      • 福岡市社会福祉審議会委員(障がい者福祉分科会長) (2003年1月〜2020年)
      • 多発性硬化症の神経免疫学的研究ー疾患感受性および疾患抵抗性遺伝子を利用した視神経脊髄型多発性硬化症の責任自己抗原の検索(代表)(2000年~2002年)
      • 免疫性神経疾患に関する調査研究(代表)(2002年~2007年)
      • 軸索傷害型ギラン・バレー症候群の抗神経毒素療法の開発に関する研究(代表)(2004年~2006年)
      • 生体試料等の収集に関する研究:日本人多発性硬化症患者緯度・病型別臨床データ/サンプルバンクの構築(代表)(2009年度)  
      • 疾病の診断基準等作成のための奨励研究:アトピー性脊髄炎診断基準の作成とそれに基づいた臨床疫学調査の実施(代表)(2009年度)  
      • 肥厚性硬膜炎の診断基準作成とそれに基づいた臨床疫学調査の実施ならびに診療指針の確立(代表)(2010年~2012年)
      • 臨床疫学調査結果・新規免疫検査結果に基づくアトピー性脊髄炎の新規診断基準作成とその国内外での臨床応用(代表)(2010年~2011年)
      • 中枢・末梢連合脱髄症の診断基準作成と臨床疫学調査の実施による治療指針の確立(代表)(2012年~2014年)
      • アトピー関連脳脊髄・末梢神経障害の病態解明と画期的治療法の開発(代表)(2012年~2014年)
      • 二次進行形多発性硬化症新規動物モデルの樹立と炎症性グリアを標的とした進行形多発性硬化症治療薬開発(代表)(2018年〜2020年)
      • 抗Neurofascin155抗体陽性慢性炎症性脱髄性多発神経炎の診断基準・治療ガイドライン作成のためのエビデンスの創出(代表)(2018年〜2020年)
      • 難治性疾患実用化研究事業(日本医療研究開発機構), 新規発見ノド抗原に基づいたノド抗体陽性慢性炎症性脱髄性多発神経炎/中枢末梢連合脱髄症の診断基準・診療ガイドライン作成のためのエビデンスの創出とバイオバンク・レジストリ構築, 2021年度~2023年度, 研究代表者