言語聴覚学科
コミュニケーションを科学的に分析し、適切なアプローチで
「ことば」や「聞こえ」の機能を向上させる<言語聴覚士>を養成
言語聴覚士は「ことば」や「聞こえ」の障害、摂食・嚥下(飲み込み)の障害を持つ方に、評価や訓練、指導などを行う医療専門職です。
その役割は、言語聴覚機能の回復だけでなく、地域社会において、その人らしい暮らしができるよう適切なサポートを行うことです。
本学科では最新のカリキュラムで、常に患者さんの視点に立った情熱あふれる言語聴覚士を養成します。
取得可能な国家資格
- ■言語聴覚士
毎年2月に国家試験を実施。基礎医学、臨床医学、臨床歯科医学、音声・言語・聴覚医学、心理学、音声・言語学、社会福祉・教育、言語聴覚障害学総論、失語・高次脳機能障害学、言語発達障害学、発声発語・嚥下障害学および聴覚障害学の12分野でマーク式試験が行われます。
言語聴覚士の関連資格
- 認定言語聴覚士
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士
- 認知症ケア専門士
- 呼吸ケア指導士
- ケアマネジャー
言語聴覚学科の教育方針・特長
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専門家としての豊かな人間性の養成
1年次から順次、臨床現場の見学実習を実施。実際の現場で患者さんと触れ合うことで、病気になられた方、障害を持つ方々の心を理解し、専門家として果たすべき役割について理解を深めます。
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専門的知識、技術の修得
専門的な知識や技術の修得には、系統的講義とそれに対応する演習を行うことが必要です。本学科では、大小20の演習室、豊富な検査機器を備え、検査や訓練の演習を十分に行います。観察室には、カメラモニターがあり、検査や訓練の様子を観察することができます。
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アドバイザーによるきめ細かな個別指導
数人単位のグループに、専任教員をアドバイザーとして配置することで、学修面から生活面まで、きめ細かな指導を徹底します。
プロフェッショナル養成に向けたカリキュラム
言語聴覚学科の実習紹介
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コミュニケーション技能演習
保育園や高齢者施設を訪問し、異なる世代の方々と接する体験を通して、言語聴覚士として必要なコミュニケーション能力を身につける。また本学関連施設を見学し、医療を学ぶ学生として学修へのモチベーションを高める。
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臨床実習Ⅱ(総合)
3年次に学修した評価技能をもとに、患者さんの回復を目標に実際に訓練・指導を行う。実際の現場での活動により、言語聴覚士としての臨床能力のみならず、医療人としても大きく成長する。