作業療法学科
学科開設以来、就職率は100% 学部トップを誇る求人件数

取得可能な資格
- 作業療法士[国家資格] ...国家試験受験資格
- 福祉住環境コーディネーター ...在学中に受験可能
- 公認初級パラスポーツ指導員 ...在学中に受験可能
学科長メッセージ
作業療法のすばらしさは「生きる」ことの創造にあり
作業療法のすばらしさは「生活の再建」、つまり「生きる」ことの創造にあります。障害の有無に関係なく人生を豊かに創り上げていく匠が作業療法士です。本学科では「匠」にふさわしい高い専門的技術や知識を学び、臨床的実践力・思考力を身につけていきます。ここ大川・柳川近辺には多くの関連施設があり、子どもから高齢者までさまざまな障害に対する作業療法を学ぶことができます。また、学科内では人と人とのつながりを重視。1~4年次までの縦割りのグループを編成し、学年を越えた情報交換や多彩な活動を企画実行しています。障害を持った方々と、ともに考えともに歩むことができる高い志と信念を持った作業療法士をめざして一緒に頑張りましょう。

作業療法学科長
日田 勝子 教授
[PROFILE]熊本大学大学院修了(学術博士)。療育センターにて臨床を経験後、養成校にて教職。2006年4月に 本学部着任。専門領域は発達障害作業療法、発達アセスメント、特別支援教育。認定作業療法士。感覚統合認定セラピスト。特別支援教育士スーパーバイザー(S.E.N.S.SV)
学科の特長
コミュニケーションスキルの向上と感性を育む教育が充実
作業療法士は、「対象者一人ひとりの生活の質」を想定して、日常生活を支援する方法を対象者と一緒に考え、実践を通して自立を支援します。そのため、高度な知識と技術だけでなく、「広い視野で物事を考えられる力」も求められます。本学科では、地域活動への参加を通してコミュニケーションスキルの向上に向けた教育と感性を育む体験を充実させ、学年を越えた学生間のコミュニケーションネットワークを構築するIG制度を導入し、身体面でも精神面でも頼りにされる作業療法士を養成します。
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生活を科学的に捉え、
治療・支援技術を修得するカリキュラム作業療法士は、障害を持つ人に対して、生活に必要な動作能力の回復を図るためのリハビリテーションを行います。本学科では、作業活動による身体と脳への影響を医学的・工学的な方法を用いて学び、障害を持つ人の評価技術やその特性に応じた治療・支援技術を修得します。また、医療や福祉の作業療法場面で必要なコミュニケーションスキルの基礎を修得することができます。
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地域の方々の健康管理、子育て支援に貢献
地域で活躍できる作業療法士を育成作業療法学科では、大川市の委託を受け、月に2回「認知症(すこやか)カフェ」を開催しています。学生は授業の一環、あるいはボランティアとして、この活動に参加。体調確認や血圧測定を担当するほかレクリエーションリーダーの役割を果たしています。また、地域の子育て支援にも積極的に参加し、作業療法士としての意識を高めることができます。
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1年次からの実習と
充実の関連職種連携教育1年次の基礎実習や関連職種連携教育では、早期から豊富な関連医療・福祉施設を生かして全学生が医療現場を見学。講義、グループワーク、臨床実習と学年ごとに学びを深めていき、チーム医療・チームケアの一翼を担える医療人をめざします。
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きめ細かな国家試験対策と
学生に寄り添った就職活動支援本学科には、1~4年生まで学生生活を支援する学年担任制があるので、安心して充実した大学生活を送ることができます。臨床実習や卒業研究と並行した就職活動、国家試験対策においても専任のチューターや担任が中心となって、学生の学力に応じた国家試験対策や心理サポート、希望に沿った就職活動支援を行います。
主な演習・実習
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小児作業療法学特論
実際の小児作業療法の治療・介入方法について学びます。作業療法で使用される治療遊具や治療玩具などの分析を行い、治療目的や治療の展開方法について実践的・体験的に学習できるようになっています。
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基礎運動機能評価法
作業療法で行う評価のうち、身体機能に対する検査・測定について、意義と目的を理解し、基本的な技術を学びます。検査には、形態測定(腕または足の太さ・長さ等)・知覚検査(触る感覚・痛みの感覚など) •関節可動域測定・筋力検査などがあります。
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内科系疾患作業療法学
循環器疾患・呼吸器疾患・がんに対する作業療法を実施できるようになるために、その病態を理解し、作業療法の評価技法と治療・指導・援助法を学びます。
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装具・副子適用論
身体障害領域の作業療法で使用する頻度の高い装具やスプリントを用いたリハビリテーションについて学びます。さらに、スプリントを実際に製作する時間を多く確保し、体験的に学習できるようになっています。