大川キャンパス

キャンパスについて

ABOUT CAMPUS

ごあいさつ

理事長のごあいさつ

理事長 高木 邦格
これからの医療福祉分野のリーダーを育てる
最先端の学修環境

国際医療福祉大学は日本初の医療福祉の総合大学として、医療福祉専門職の養成と地位向上をめざし、1995年に栃木県大田原市に開学しました。現在、全国5つのキャンパスに10学部26学科を擁し、大学院を含め約1万人の学生が学んでいます。各分野の第一人者や優秀な教員による教育を受けた3万2千人におよぶ卒業生は、建学の精神「『共に生きる社会』の実現」をめざし、国内外で活躍する医療人として高い評価を得ています。

本学には6つの附属病院や多数の関連医療福祉施設など他にはない充実した実習環境が整っています。また、国際性豊かな教育も本学の特長です。世界の医療福祉現場を体験する海外研修を行うほか、アジアを中心とする留学生に開学以来数十億円以上の奨学金を給付し、将来母国で医療福祉分野のリーダーとなる人材を養成しています。

各キャンパスでは関連医療福祉施設の中でも、教育や研究に全面協力する施設を臨床医学研究センターとし、「チーム医療・チームケア」を学べる環境を整えています。開学の地・大田原キャンパス内には、障害者支援施設や重症心身障害児施設がある国際医療福祉リハビリテーションセンター、アジア有数の言語聴覚センターがある大学クリニックなどを設置するほか、同県那須塩原市の国際医療福祉大学病院、介護老人保健施設マロニエ苑、特別養護老人ホーム栃の実荘などと連携し、臨床施設として機能しています。

福岡県の大川キャンパスは、グループ発祥の病院として110年の歴史を持つ高木病院や日本屈指の規模を誇る柳川リハビリテーション病院などが近隣に点在し、臨床施設としての役割を果たしています。2023年4月には地域のニーズに応え、看護学科を開設しました。

小田原キャンパス本校舎は駅隣接の都市型キャンパスで、小田原城近くには城内校舎も立地しています。国際医療福祉大学熱海病院と連携し、実習体制を整えています。

都心に立つ東京赤坂キャンパスでは、こころのケアや医療経営のスペシャリストを養成し、国際医療福祉大学三田病院や臨床医学研究センターとして機能する山王病院での実習を実施しています。

千葉県公津の杜駅前の成田キャンパスにはリハビリテーションを幅広く学べる学科を設置しているほか、医療福祉の総合大学として初の医学部を2017年4月に開設しました。医学部内にある世界最大級のシミュレーションセンターやアジアを代表する拠点病院をめざして開設した国際医療福祉大学成田病院が、臨床実習において学生をサポートしています。また、2023年4月には介護福祉特別専攻科を開設し、2024年4月には成田薬学部の設置を構想しています。

今後も本学は、教育、臨床、研究の一層の充実をめざし、附属病院や臨床医学研究センターと連携しながら、医療福祉の総合大学として機能強化を図り、国内外で求められる医療人の養成に取り組んでまいります。

学長のごあいさつ

学長 鈴木 康裕
多様性を受容し、
自らの専門性を発揮できる医療人として

1995年、栃木県大田原市に開学した国際医療福祉大学は、「病める人も、障害を持つ人も、健常な人も、互いを認め合って暮らせる『共に生きる社会』の実現を目指して」を建学の精神に掲げ、高い教養と医療福祉の現場で生きる本物の医療プロフェッショナリズムを身につける場として、その存在意義を果たしてまいりました。開学から28年の年月のなかで、本学から巣立った3万2千人を超える卒業生は、医療機関や福祉施設、教育施設の各専門分野で活躍しており、なかには指導的立場に立つ優秀な医療人も数多くいます。

卒業生たちに今も息づいている建学の精神は、リハビリテーション教育の分野で日本有数の実績を擁する本学ならではの教育の特色にも表れています。たとえば、学科を横断したチームを編成して「チーム医療・チームケア」を体験する「関連職種連携教育」や、海外の医療現場に触れて国際的な視点を養う「海外保健福祉事情」などが挙げられます。

これらの特色に共通するものは、今後の社会でますます重要となってくる多様性です。病気や障害を持つ人、健常な人、さまざまな職種、そして文化的に異なった背景を持っている外国の人々が互いに認め合って共に生きるには、多様性を受け入れ、新しい環境に適応することが極めて重要です。本学では、多職種の連携が必要な医療福祉の現場はもちろん、あらゆる場面においても多様性を受容し、自らの専門性を発揮できる人材の育成に力を入れています。

そうした高度な知識と技術を備えた人間性豊かな医療人の養成のために、教育スタッフには各分野の第一人者や多才な指導者を招き、臨床実習は早期から行うなど先駆的なカリキュラムと学修環境を用意しています。特に、6つの附属病院と臨床医学研究センターにおいて臨床実習を体験できる本学は、他に類を見ない極めて恵まれた学修環境が整えられているといって過言ではありません。また、学生が学科混成チームを編成し、現場の医師や専門職の指導のもと「チーム医療・チームケア」を体験できるのは、本学が多くの専門職を養成する医療福祉の総合大学であるからこそです。

これから本学で学ぶ皆様が、先進的な教育や学修環境を存分に活用され、真の国際性を身につけた医療福祉のプロフェッショナルとして、国内外で幅広く活躍されることを期待しています。

鈴木 康裕 (すずき やすひろ)

慶應義塾大学医学部卒業。医学博士。米国ハーバード大学大学院公衆衛生研究科で2つの修士号(Master of Public Health, Master of Science)を取得。WHO(世界保健機関)局長(ナンバー2)、厚生労働省医務技監を歴任。2021年1月より国際医療福祉大学大学院教授を務め、同年3月に副学長、2022年4月から現職。同年12月、WHO執行理事に就任。

※沿革につきましては、国際医療福祉大学本校のサイトをリンクしております。