学位記授与式を挙行しました
大友学長は、「これから医療専門職としてキャリアを重ねていくなかで、努力がすぐに報われないことや、自分の力ではどうにもならないことがあるかもしれません。そのようなときには、新型コロナウイルス感染で様々な苦労と我慢をした大学最終学年の1年間を思い出してください。きっとみなさんは、試練に対する強い免疫力を獲得しているはずです。どんなときも決してくじけず、次のステージをめざしてください」と激励の言葉を贈り、さらに「夢と希望と勇気を持って、人生の新しい一歩を踏み出したみなさんの今後の活躍を期待します」と挨拶。
これを受け、作業療法学科の笠柊香さんが、「4年生になり、いよいよ実習というときに新型コロナウイルス感染症が拡大。大学での最後の1年は、このまま臨床実習ができなかったらどうなるのだろう、実習なしで作業療法士になれるのだろうかという不安な気持ちのなかでスタートしました。しかし、本学の先生方のご尽力と、高木病院をはじめとするグループ関連病院・施設のみなさまがこの新型コロナ感染症対策で大変ななかにもかかわらず私たち実習生を受け入れ、熱心に指導してくださったことにより、無事に実習を修了することができました」と謝辞を述べ、「4月からは社会人となりますが、本学で学んだ知識、技術、精神をもとに、どのような逆境下でも笑顔を忘れず、患者様の心に寄り添うことができる作業療法士へ成長していきたいと思います」と力強く結びました。