大川キャンパス

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大川シネマホールで留学生スピーチコンテストが開催されました!

2月27日(土)、本学で初の試みとなる留学生スピーチコンテストが、地元大川市の後援を得て、大川シネマホールで開催されました。実施にあたっては、福岡県の催事開催ガイドラインに沿い、感染対策を入念に行いました。

コンテストは、留学生が日本人のサポート学生とチームを組み、2か月の準備作業をともにした後、チームとして出場し、その出来栄えを競うものです。出場チームは全部で9チーム。
大川キャンパスに在籍する留学生9名(中国籍2名/ミャンマー籍7名)にボランティア部を中心としたサポート学生がつき、
チームを組んだ形です。顔合わせの時はぎこちなかったチームも次第に打ち解け、
「みんなで副学長賞(最優秀賞)をねらうぞー!」を合言葉に、まさにワンチームとなってこの日を迎えました。

開催にあたっては、倉重良一大川市長からビデオメッセージが届き、学生たちを熱く激励してくださいました。
発表の順番がくるとチームで登壇し、2か月間の準備のプロセスを動画で紹介したあと、日本人学生からエールが送られ留学生のスピーチがスタート。


  • 主催の留学生サポートセンターセンター長岸拓弥先生の開会あいさつ
  • 倉重良一大川市長の応援ビデオメッセージ
  • 日本人学生による応援スピーチ
  • 各チームの取り組みを上映

「こんにちはから得たもの」「日本とミャンマーのごみの出し方の違い」「多民族国家に生まれて」等、外国籍ならではの多彩なテーマで留学生が熱弁を振るい、会場を沸かせてくれました。
最優秀賞にあたる副学長賞を受賞したのは理学療法学科2年の中国人留学生コウイシンさんのチーム。
日本語の難しさや失敗談を巧みなユーモアを交えて披露してくれました。

  • イイピューさん(ミャンマー)
    スピーチテーマ「私の夢」
  • チョッッチョッパインさん(ミャンマー)
    スピーチテーマ「国の宝」
  • ナンニュンシュエさん(ミャンマー)
    スピーチテーマ「こんにちはから得たもの」
  • ソエソーさん(ミャンマー)
    スピーチテーマ
    「My best Supporter」

最後に外須美夫副学長から「4月の緊急事態宣言以降、ここ大川シネマホールでは映画は一本も上映されませんでした。
しかし本日、年度の最後に最高の作品を上映することができたのではないかと思います」と総評をいただき、コンテストは和やかに幕を閉じました。

  • ジンマーソーさん(ミャンマー)
    スピーチテーマ「思っていたのと違う!」
  • ナインリンアウンさん(ミャンマー)
    スピーチテーマ「日本とミャンマーのごみの出し方の違い」
  • ミテッテモンさん(ミャンマー)
    スピーチテーマ「多民族国家に生まれて」
  • ソンエイシンさん(中国)
    スピーチテーマ「日本と中国の食文化」

コンテスト終了後、学生から「留学生は人前でスピーチする機会が少ない。
チームでの準備を通して日本人の友達ができ、日本語の自信もついた。いい経験になった」(留学生)、
「ミャンマーについてもっと知りたい。また、外国人と積極的に交流していきたいと思うようになった」(日本人学生)といった感想が寄せられました。海外との人の往来は引き続き難しい状況にありますが、国内や地域においても国際交流が十分可能であると肌で感じることができるコンテストになったのではないかと思います。
留学生にとって今回のコンテストが大川キャンパスでの有意義な思い出となることを願うばかりです。

  • コウイシンさん(中国)
    スピーチテーマ「日本語で苦労したこと」
  • 会場の様子
  • 表彰式の様子。感染対策から賞状、副賞はスクリーンに映写し、直接の受け渡しを避けました
  • コンテスト終了後、受賞を喜ぶソーくんチーム