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本学大学院臨床検査学分野で学ぶ大塚百華さんの研究発表が、日臨技九州支部の支部学術奨励賞を受賞

現在、本学大学院保健医療学専攻 臨床検査学分野 修士課程で学ぶ大塚百華さんが「2019年度日臨技九州支部医学検査学会(第54回)」で発表した「結晶次亜塩素ナトリウムの媒染剤としての有用性―azan-Mallory染色―」が、この度、「支部学術奨励賞」を受賞しました。この賞は、臨床検査分野における優れた研究および発表を行った者に対して贈られるものです。

指導教員である本学・大学院の佐藤信也教授(専門分野/病理検査学、細胞診断学)は、「通常のazan-Mallory染色では、媒染剤として重クロム酸カリウムを使用する。しかし、この試薬は毒性を持っているため、使用にも注意が必要で廃棄処理に苦慮する。今回の研究内容は、毒性のない試薬を用いることで、従来法と同様の染色結果が得られた画期的な染色法である。受賞は、この研究が臨床現場に一石を投じる内容として評価されたものと考えている。大学院の研究内容としても十分価値のあるものであり、大塚さんの今後の活躍を大いに期待したい」と話します。