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福岡シミュレーション医学センターで実習を行いました(医学検査学科)

1月10日(木)に医学検査学科2年生が、高木病院内にある福岡シミュレーション医学センターで、「生理検査学実習」を行いました。

福岡シミュレーション医学センターとは、高木病院との連携により本学が2017年6月に開設したもので、数多くの最新シミュレータ機器を用い、模擬的な環境のなかで医療を経験し、医療従事者としての能力を向上させるシミュレーション教育を行うための施設です。

現在本学学生をはじめ、高木病院の研修医、看護師、医療関連職がセンターで腕を磨いています。福岡シミュレーション医学センターは、手術室やICUの機能を有した、臨場感ある環境のなかで、質の高い臨床シミュレーションが可能となっています。

今回学生が利用したシミュレータは、「フィジカルアセスメントモデル Physiko」。通称「フィジコさん」と呼ばれ親しまれるこのマネキン型シミュレータは、瞳孔反射/血圧測定/脈診/呼吸音聴診/心音聴診/腹部音聴診/心電図の学習/問診/患者シナリオトレーニングといった、フィジカルアセスメントで必要とされる基本的手技の技術向上のためにうってつけのシミュレータです。

※フィジカルアセスメント:問診、視診、聴診、打診、触診などで、患者さんの情報を集め、分析し、患者さんにあったケアを考察すること


フィジカルアセスメントモデル「Physiko」を使用し、生理検査(心電図計測)を行っている様子です。生理検査とは、心電図検査や超音波検査など、患者さんの体に直接触れ、打診・聴診・触診を行うもので、病気の診断や治療効果の評価、健康状態を科学的に把握するために不可欠な検査です。

患者さんへより良い医療を安全に提供するためには、常に最新の医療技術を反復して学ぶ必要があります。そのために、実際の医療現場に近いリアルな研修を行うことができるシミュレーション教育は、有効かつ重要な教育方法の一つです。関連病院との密な連携により、このような質の高い教育を提供できることは本学の大きな強みです。