大川キャンパス

キャンパスについて

ABOUT CAMPUS

ごあいさつ

理事長のごあいさつ

理事長 高木 邦格
最先端の学修環境で
医療福祉分野のリーダーに

日本初の医療福祉の総合大学として1995年、栃木県大田原市に開学した国際医療福祉大学は、2025年に開学30周年を迎えます。

「『共に生きる社会』の実現」を建学の精神として、医療福祉専門職の地位の向上とアジアの医療福祉分野のリーダーを養成することを大きな目標として掲げ、開設以来、医療福祉の各分野の第一人者による教育を実施してまいりました。現在、全国5キャンパス11学部27学科と大学院を擁し、医療福祉のほぼすべての分野をカバーしています。全国で約1万人の学生が学んでおり、これまでに約3万5000人の優秀な卒業生を輩出してまいりました。国家試験合格率と就職率は全国トップクラスを誇り、戦後開学した私立大学で屈指の成功をおさめた大学と評されるようになりました。

本学の大きな特長として、恵まれた最先端の学修環境が挙げられます。6つの附属病院と臨床医学研究センターに位置づけられたグループ関連施設が教育や研究に全面的に協力しており、「チーム医療・チームケア」を学べる環境を整えています。

また、世界の医療福祉現場を体験する海外研修には、毎年、約1000人の学生が参加するとともに、アジアを中心とする留学生に奨学金を給付、母国で医療福祉分野のリーダーとなる人材を養成するなど、国際性豊かな教育も本学の特長のひとつです。

全国5つのキャンパスでは、それぞれの地域特性を生かして優秀な医療職を養成しています。

開学の地・大田原キャンパスを中心とする栃木地区には、合わせて東京ドーム10個分、約50万㎡の広大な敷地にグループ関連施設があります。大田原キャンパスには、障害者支援施設やリハビリテーション施設、栃木県で唯一の児童心理治療施設、クリニックなど6つの医療福祉施設を併設しているほか、那須塩原地区にも国際医療福祉大学病院をはじめ、介護老人保健施設や特別養護老人ホームなど高齢者や障害者と触れあう環境と、研修等に活用できる福利厚生・スポーツ・文化交流施設を整え、豊かな人間性を養いながら医療職をめざします。

大川キャンパスは、グループ発祥の病院として110年以上の歴史を持つ高木病院が隣接するほか、柳川市に立地する日本屈指の規模の柳川リハビリテーション病院などとも連携し、実践に強い医療人を養成する理想の教育環境にあります。

小田原キャンパスは、JR小田原駅に隣接する本校舎と、観光名所である小田原城近くの城内校舎があり、国際医療福祉大学熱海病院と緊密に連携し、実習体制を整えています。

赤坂見附駅から徒歩3分の都心に立つ東京赤坂キャンパスは、学部と大学院が連結した教育を展開、医療福祉の交流拠点としての機能を果たしてまいります。

国際都市・成田に位置する成田キャンパスは、医学部の留学生120人をはじめとする多くの留学生との交流がさかんで、アジアを代表する拠点病院をめざす国際医療福祉大学成田病院と一体となって、グローバルに学べる環境にあります。

2024年4月、成田キャンパスに臨床に強い薬剤師を養成する成田薬学部を、また国際的に活躍できる公衆衛生分野の専門職を育成する公衆衛生専門職大学院を開設しました。姉妹大学である福岡国際医療福祉大学でも、地域のニーズに応え、診療放射線学科がスタートしました。

今後も本学は、教育、臨床、研究の一層の充実をめざし、附属病院や臨床医学研究センターと連携しながら、医療福祉の総合大学として機能強化を図り、国内外で求められる医療人の養成に取り組んでまいります。

学長のごあいさつ

学長 鈴木 康裕
多様性社会で求められる
医療福祉のプロフェッショナルとして

2025年に開学30周年を迎える国際医療福祉大学は、「病める人も、障害を持つ人も、健常な人も、互いを認め合って暮らせる『共に生きる社会』の実現を目指して」を建学の精神に掲げ、高い教養と医療福祉の現場で生きる本物の医療プロフェッショナリズムを身につける場として、その存在意義を果たしてまいりました。開学から29年の年月のなかで、本学から巣立った約3万5千人の卒業生は、医療機関や福祉施設、教育施設、行政機関などの各専門分野で活躍しており、それらにおいて指導的立場に立つ優秀な医療人も数多くいます。

卒業生たちに今も息づいている建学の精神は、リハビリテーション教育の分野で日本有数の実績を擁する本学ならではの教育の特色にも表れています。たとえば、学科を横断した混成チームを編成して現場の医師や専門職の指導のもと「チーム医療・チームケア」を体験する「関連職種連携教育」や、海外の医療現場に触れて国際的な視点を養う「海外保健福祉事情」などにそうした特長が色濃く表れているといえるでしょう。

これらに共通するものは、グローバル社会で今後ますます重要となってくる多様性です。病気や障害を持つ人、健常な人、さまざまな職種、そして文化的に異なった背景を持っている外国の人々が互いに認め合って共に生きるには、多様性を受け入れ、新しい環境に適応することが極めて重要です。本学では、多職種の連携が必要な医療福祉の現場はもちろん、あらゆる場面において多様性を受容し、自らの専門性を発揮できる人材の育成に力を入れています。

そうした高度な知識と技術を備えた人間性豊かな医療人の養成のために、教育スタッフには各分野の第一人者や多才な指導者を招き、臨床実習は早期から行うなど先駆的なカリキュラムと学修環境を用意しています。特に6つの附属病院と臨床医学研究センター、慢性期医療を含めた多様な保健福祉機関において臨床実習を体験できる本学は、他に類を見ない極めて恵まれた学修環境が整えられているといって過言ではありません。

これから本学で学ぶ皆様が、今日までの歴史のなかで本学が培ってきた先進的な教育や充実した学修環境を存分に活用され、真の国際性を身につけた医療福祉のプロフェッショナルとして、国内外の医療現場で幅広く活躍されることを期待しています。

鈴木 康裕 (すずき やすひろ)

慶應義塾大学医学部卒業。医学博士。米国ハーバード大学大学院公衆衛生研究科で2つの修士号(Master of Public Health, Master of Science)を取得。WHO(世界保健機関)局長(ナンバー2)、厚生労働省医務技監を歴任。2021年1月より国際医療福祉大学大学院教授を務め、同年3月に副学長、2022年4月から現職。同年12月、WHO執行理事に就任。

※沿革につきましては、国際医療福祉大学本校のサイトをリンクしております。